プーアル茶は黒茶の一種で、お茶を微生物によって、発酵させたものです。主に中国南西部の雲南省で栽培されています。雲南省のプーアル県がプーアル茶の主な生産地であることから、その名前が誕生しました。プーアル茶は1700年あまりの歴史があり、雲南省の攸?、萍登、倚帮など11の県で取れるお茶がプーアル県で加工されています。
プーアル茶の産地は気候が温暖で、雨量が豊富で、湿度が高く、土の中の有機物がとても豊富です。茶摘みの時期は3月から始まり、11月まで続きます。またお茶は春、夏、秋の三期にわたります。
古代プーアル茶は薬用効果があるとされ、重宝されました。雲南省のお茶は独特の香りがあり、味はとても濃いです。五、六回ぐらいお湯を注いでも香りが残り、色は黄色っぽく見えます。プーアル茶は香港、マカオ、日本、マレーシア、シンガポール、アメリカ、フランスなど多くの国々に輸出されています。
なぜこんなにプーアル茶が人気があるのか、実は人気の秘密があります。まずはプーアル茶はダイエット、脂肪を取り除き、動脈硬化を防ぐ効果があります。プーアル茶の中に含まれている成分は脂肪を分解する効果があります。またプーアル茶は胃を傷めないことから、胃の病気を治すとされています。現代人はストレスがたまりやすく、不規則な生活を送りがちで、胃の病気にかかりやすく、プーアル茶はそんな現代人にぴったりというわけです。
またプーアル茶は血圧を下げ、老化防止、また癌予防の効果があると言われています。お茶は飲む骨董品とも呼ばれています。プーアル茶は古ければ古いほど価値が高いです。新茶は日常の飲み物みですが、古いプーアル茶は金よりも価値があると言われています。
プーアル茶を保存する場所は、直射日光をさけ、雨をさけ、通気性のよいところがいいということです。またお茶は発酵効果があり、時間が経つにつれて、その味は絶えず変わり、発酵していきます。お茶の味は保存期間とともに変わっていきます。そしてプーアル茶は数十年、数百年も保存できます。このことはお茶のコレクターにとって、プーアル茶のたまらない魅力となるわけです。
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