中国で「皮影」と呼ばれる影絵は、牛や羊、ロバなどの動物の皮で作った人形に着色して、それを紙や布製のスクリーンの裏から光を投影して演じるものというのが一般的です。しかし、実は動物の皮を使ったものだけでなく、木の葉や紙、そしてゴム製のものも使われていました。
そして、光源、つまり明かりも、今は電灯、蛍光灯などが利用されていますが、昔は、蝋燭、ランプ、ガス灯を使っていたのです。
今週の「カルチャーピックアップ」では、北京影絵劇団の路宝剛さんにお話を伺い、中国の影絵人形・芝居についてご紹介します。
「博物館めぐり」のコーナーでは、北京天文館を訪ねましょう。「北京動物園」といえば、北京に来たことがある方にはおなじみの場所かもしれませんが、その前の通りをはさんで向かい側に、ドーム型の天文台のような建物があるのはご存知でしょうか?そこが、北京天文館です。
今年で開館50周年を迎えますが、現在、ドーム型の建物は実際に使われておらず、同じ敷地にあるガラス張りの建物が本館となっています。そこで、太陽系、銀河系などをテーマとした展示が行われています。面白いのは、タッチパネル式のゲームができる小部屋があって、ボタン一つで、お気に入りの星座を天井に映すことができます。また、3D映像を楽しめる劇場もあるということです。吉田さんとともに、ラジオを通じて、皆さんを宇宙の旅にご招待します。
最後は、林涛さんの「中国昔話」です。中国最後の王朝、清の太祖であるヌルハチ。今週は、そのヌルハチにまつわるお話をお届けします。「ヌルハチと野菜包みのご飯」、「黄金の肉揚げ」などです。
今週のカルチャーパワー、どうぞお楽しみください!
(鵬)
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