中国では昔から、「遠親不如近隣」(日本語の「遠くの親戚より近くの他人」にあたる)という言い方が伝わってきました。しかし、人々の住居が平屋から高層マンションに移り変わったことによって、ご近所づきあいがだんだん稀薄になっているといわれています。
幸い、「インターネット・コミュニティ」が現れたことにより、この問題は改善されつつあります。また、人間関係だけでなく、実社会の建設も、促されているのです。
これは、いったいどういうことでしょうか。「カルチャーピックアップ」で、詳しくご説明します。
お次の「中国博物館めぐり」、今回は、吉田さんとともに、中華世紀壇世界芸術館を訪ねましょう。北京の中華世紀壇といえば、軍事博物館の西側にある、大きな日時計の形をした建物です。それは、北京市民が新しい世紀を迎えるため、2000年に建てられたものです。
その建物の内部に、「世界芸術館」という施設があるのはご存知でしょうか?世界各国の文明をテーマとする中国唯一の展示施設として、今年初めに正式にオープンしたそうです。今年10月から2年間は、エジプト、メソポタミア、インダス、メキシコ・インカ、ギリシャ、それにローマという6大文明の展示が行われています。
最後は、林涛さんによる「中国昔話」です。今週は、「夏の夢」、「飛蝗(バッタ)」、「螻蛄(おけら)」などのお話をお届けします。いま、中国でも日本でも、冬まっさかりですが、あえて夏や昆虫のお話を取り上げ、みなさんに活力を感じてもらえたらと思っています。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!
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