北京衛星テレビは、中国の古典小説『紅楼夢』を再びドラマ化させようと、去年11月から出演者オーディション・「紅楼夢中人」を行っています。テレビでそのオーディションの中継を見た北京市豊台区第一幼稚園の子供たちは、それに直接参加できないものの、自分なりの『紅楼夢』を演じようと、「我演紅楼夢(私が紅楼夢を演じる)」というコンテストを始めました。
中国古典小説の最高峰といわれる『紅楼夢』。それを読んで理解するだけでも時間がかかるのに、演じるのは至難です。幼稚園児による『紅楼夢』の演劇は、どのように行われるのでしょうか。「カルチャーピックアップ」で詳しくご紹介します。
吉田さんの「博物館めぐり」では、今週は、北京中華民族博物院を訪ねます。ここは別名、中華民族園とも呼ばれ、「民族」をテーマとした博物館と、散策が楽しめる公園部分からなっています。55の少数民族の人々が、入れ替わりでやってきて、自民族の文化や伝統を紹介します。私たちが博物院を訪れた時は、チベット族のゾーンで、羊の乳でつくったお茶を飲みながら、チベット族の歌や踊りを見学することができました。
「中国昔話」では、清の時代の作家・蒲松齢が書いた短編小説集『聊斎志異』から「楽雲鶴とある男」というお話をご紹介します。鬼や妖怪などに関する不思議な物語を集めた『聊斎志異』の中のお話を、林涛さんのバラエティに富んだ声でお届けします。今年最初の「中国昔話」、聞かなければ、損しますよ!(笑)
「カルチャーパワー」、今年もどうぞよろしくお願いします!(鵬)
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