欧米諸国では、クリスマスから新年までの期間中が1年中の最もにぎやかなときです。中国人は旧暦で正月を祝います。日は年によって違いますが、普通は1月から2月までの間です。
今年の旧暦の大晦日は2月17日です。漢民族のほかに、中国には55の少数民族がいます。各民族はどのように新年を祝うのでしょう。中国人が新年を祝う様子を見てみましょう。
漢民族出身の私は「1月1日には、床の掃除をしてはいけない。裏門を出入りしてはいけない。不吉なことばを口から出してはいけない」と幼いときから教えられました。大人たちは、いくら腹が立っても子供をしかったり、殴ったりしてはいけません。みんな、和やかな雰囲気でお正月を祝います。
満州族は逆に新年の大掃除をします。1日から16日まで、庭には赤い提灯を高く下げます。大晦日の夜は水餃子を作ります。その餃子の1つか2つにコインが入っています。もし、自分が食べた餃子にはコインが入っているなら、その年はいい運命に恵まれると言われます。
モンゴル族の新年の祝いはとても特色を持っています。大晦日には人々はかがり火を囲んで、年上の人たちにお酒をささげた後、ジンギスカン料理と水餃子を楽しみます。若い男女たちは1日未明から、馬に乗り、各家に行って、年配の人たちに新年の挨拶を伝えます。また、お酒を飲んだり、踊りをしたりして賑わいます。それから、競馬もモンゴル族の新年の主な行事だそうです。(翻訳:殷絮)
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