中国では昔から、伝統的な祝日のお正月に、人々が喜びの雰囲気をかもし出すため、窓やドア、壁などに切り紙を貼る慣わしがあります。
切り紙とは言いますが、ハサミで切るほか、彫刻用のナイフで切る、または彫る、手で千切る、針で刺すなど、切り紙をつくる手段が多くあります。
そして、そのハサミだけでも、いろいろなサイズがあり、また、先が尖っているのと鈍っているのと、形が違うものも多いです。
昔、中国の農村には、農閑期に女性が集まって一緒に切り紙を作る習慣がありましたが、女の子は、切り紙を作る技術を身につけなければよい新婦になれないというのは聞いたことがあるでしょうか。
今週の「カルチャーピックアップ」、中国の伝統工芸・切り紙についてご紹介します。中国切り紙芸術大師(トップクラスの職人のこと)・徐陽さんに話を聞きながら、切り紙の世界を一緒にたどっていきましょう。
「博物館めぐり」のコーナーでは、引き続き、京劇名家の梅蘭芳の旧居でもある梅蘭芳記念館をご案内します。梅蘭芳は、ここで、人生の最後の10年を過ごしました。いったいどんな場所なのでしょうか。吉田さんとともに訪ねてみましょう。
最後、「中国昔話」のコーナーです。今回のお話は、「飛来峰」。この「飛んできた山」とは、なんでしょうか?山の上に、なにが起きたのでしょうか?この一つ一つの謎を、林涛さんがお解きします。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみに!
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