8月14日、青島の海で、プレ五輪『ゴッドラック北京』シリーズ大会の一つ、2007、青島国際セーリング招待戦がスタートしました。
2001年、北京は、29回オリンピック大会招致成功したその年に、青島は、水や風の状態が優れていることなどから、セーリング競技の会場に選ばれました。それ以来、青島市は全市の力を挙げて、準備を続けています。去年の初めてプレ大会に続いて、今年は、試合会場の運営テストのため、そして、選手に試合会場に慣れてもらうため、再びプレ大会を行いました。
セーリングは、ヨットレースとウィンドサーフィンに分けられています。ヨットレースは、帆を立てて、航行するヨットレースですが、一人のり、二人乗りなどいろいろな種目に分かれています。一方、ウィンドサーフィンは、ヨットとサーフィンが融合したものです。1枚のセールに風を受けながら、幅50ー90cm、長さ2、3mのボードで水面を走行する競技です。
中国では、改革開放以後から徐々に盛んになってきました。長年の努力で、今、中国は少しずつ、このセーリングの世界でも海外を脅かすような選手が出てきました。アテネ五輪で、ウィンドサーフィンで殷剣選手が準優勝となりました。そして、去年アメリカで行われたヨットレースの世界選手権で、徐莉佳さんがレーザー級で優勝しました。これは、大陸の選手として、セーリング全体で取った初めての金メダルです。今、徐さんは、来年のオリンピックに向けてトレーニング中です。来年への抱負について、徐さんは、「一定のレベルまでいくと、あとは自分自身が最大なライバルになると思う。自分自身を乗り越えなければならない。2008年まで私は常に努力し続けていく」と語っています。
今回のプレ大会は、中国チームにとって、世界のトップ選手に見習う大事なチャンスです。中国チームの蒋チンコーチは、「中国の選手は、外国人選手に徹底的に学ぶべきだと思う。技術以外に、戦術とか、試合に臨む意識とか、見習うべきと点は数多くある。我々の選手は、試合に出るチャンスが限られているため、こういう面で欠けているところが多いだ」と語りました。
|