群馬県渋川市 鈴木義一
「21日の中日交流カフェー、お便りのコーナーで私のリクエスト曲を放送してくれてありがとうございました。テレサテンさんの歌の中でも日本でなかなか聞く機会のない歌が聞けて、うれしかったです。
生活費が高い北京での暮らしは大変な様ですね。放送局の職員専用のアパートや職員住宅はあるのですか?」
(コメント)
確かに鈴木さんがおっしゃったとおり、最近物価がかなり上がってきています。でも、経済発展につれて、人々の収入も増えてきて、生活の質はやはり大きく改善されました。ところで、住宅の値段はここ2、3年、ますます上がってきました。自分の家を買うのは、若者たちにとって、とても無理な話です。だから、放送局の若者たち、特に地方出身の職員はほとんど、放送局のアパートに住んでいます。3人部屋ですが、家賃は外で借りるより、ずいぶん安いです。
沖縄県名護市 仲村昌二
「職業名の中には、かつては性差別語も含まれていました。しかし1975年に米国労働省が、性差別語をなくすよう呼びかけました。以来、現在では、性差別語はあまり使われなくなりました。日本でも性差別語を使う例は少なくなりました。例えば、看護婦・看護士から看護師へというように。また、男性は結婚してもしなくても、「ミスター」に統一されているのに、女性は結婚している時は「ミセス」、そうでない時は「ミス」に分けるのはおかしいとして、現在は全て「ミズ」に統一されています。
中国でも職業名について、中立名詞つまり男女関係なく使われる名前はたくさんありますか?また、中国語で英語の「ミズ」に当たる言葉はありますか?」
(コメント)
中国語の中では、性差別語みたいな言葉は特にありませんね。ただ、たまには職業名の前に「男性」と「女性」をつけるケースがあります。例えば、看護師という仕事は主に女性が従事していましたが、最近男性の看護師も現れてきました。この場合は、強調するために、「男護士(男の看護師)」という言葉を使います。また、「ミズ」の中国語については、若い女性に対しては、「小姐」という言葉を使っています。また、ちょっと年齢が上の女性あるいは社会的地位を持っている女性に対しては、「女士」という言葉を使います。
岐阜県岐阜市 今尾吉宏
「今日久しぶりに「パンダのミイミイ」を聞きました。初めて聞いたときに「パンダの歌なのに、なんて寂しいメロディなのだろう」と思いました。しかし、その歌詞を翻訳して、初めて、その理由が分かりました。ちょうど、私が中国語を学ぶ学生だったころに好んで歌っていたので、今でも歌うことができます。童謡は外国人がその国の言葉を学ぶために有効な手段ですね。放送局では以前、鉄腕アトムや一休、ドラえもんなどよく放送されていましたね」
(コメント)
ありがとうございました。「パンダのミイミイ」はパンダを保護する意識を喚起するために作られた曲ですから、ちょっと切ない雰囲気のメロディになっていますね。中国では、80年代生まれの若者たちは、日本のアニメや漫画に馴染んだ世代といっても過言ではないと思います。鉄腕アトム、一休、ドラえもんは全部、小さい頃の懐かしいメロディです。
群馬県高崎市 戸丸治
「中国人も当然、米を食べると思うのですが、やはり毎食、米が主ですか?それとも、あらゆる食材を粉にした料理が基本なのですか?日本語で言えば、団子または焼餅などが主食なのでしょう?」
(コメント)
戸丸さん、ありがとうございました。戸丸さんがおしゃった焼餅は、小麦粉で作って円形にのして天火で焼いた食べ物ですね。実は中国では、人々が日常に食べている主食は地方によって、違います。マントウや焼餅は主に北方の主食、もちろん米も食べています。ちなみに餃子も北方で生まれたのだそうですよ。南方に行ったら、米が主な主食です。また、西北地方、特に山西省の辺りでは、麺類がとても流行っています。
埼玉県さいたま市にお住まいの安斉弘治さんから寄せていただきました。
「いつも放送を楽しく聴いています。ところで、こちら日本では秋になると、紅葉前線や、食べ物で言えば松茸が有名ですが、そちら中国では、こういうことはありますか?」
(コメント)
こちら中国では、秋になると、同じく紅葉狩りがとても盛んになります。食べ物といえば、蟹を食べる季節だといえますね。特に、最近シャンハイガ二はとても流行っていますから。また、中国語で「貼秋膘」という言い方があります。つまり、寒い冬がもうすぐやってきて、防寒の役割がある脂肪を増やすため、いろいろなおいしいものをたくさん食べることです。でも、それは、昔冬になると、食材が少なくなるので、生まれた言葉ですから、今はそんな必要はありませんね。
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