放送局の桜はすっかり葉桜になりましたが、街なかは赤白ピンクなどの桃の花や、黄色い連翹に似た迎春花、白や紫や黄色みをを帯びた木蓮の花、真っ白い海棠花などの彩りが賑やかになっています。北京では朝晩はやや冷えますが、日中は20℃を越えるほどになりました。日本は、今どんな様子でしょうか。さて、春とともに、オリンピック気分がますます高まり、各準備作業もスムーズに進んでいます。特に、世界各地の観客を迎えるために、交通機関や、ホテルなどの関連施設の建設と整備だ一段と進んでいます。もちろん、北京だけではなく、その周辺都市も努力しています。

　北京市内のホテルを予約できない人は、一つの選択肢として、近くの河北省や、天津などに行くのもいいかもしれません。実は、現在多くの海外の人がすでに行動しています。天津市の「8890家庭ネットワークサービスセンター」によると、天津に宿泊して北京で五輪観戦を希望する人たちの問合せや予約の電話が海外から殺到しています。このセンターは市民の日常生活における問題や悩みを解決する目的で数年前に設立されましたが、このところ、海外からの問合せが多くなり、そのほとんどが五輪開催期間中に中国に来て試合を観戦したり、各地を旅行したい人だということです。

　天津市は北京五輪のパートナーで、今は鉄道で１時間ぐらいかかりますが、今年6月に両都市を結ぶ「京津都市間鉄道」が開通すれば、天津から北京へは30分ほどで着きます。その上、天津のホテルは北京よりも割安です。このため、天津に宿泊して北京で五輪を観戦するというのが一部の海外旅行客の間で選択肢の一つとなっているようです。北京オリンピックを観戦する予定で、まだホテルなどの予約をしていない方々はこうしたやり方を参考にしてみてはいかがでしょう。

　さて、今週の「中日交流カフェ」は、多くのリスナーからのお便りを紹介したり、リスナーの質問に答えたりするために、「ホットホット通信」は休ませていただきました。リスナーからはどんな質問が寄せられたのでしょうか？またどんな楽しい話題があったのでしょうか？ぜひ番組をお聞きください。