全国政治協商会議と全国人民代表大会が行われています。政府活動報告の審議が終わったのち、省ごとに分科会が行われ、国や地域の経済、社会の発展についてのさまざまな提案が出されています。
また、今年は例年と違った点が感じられます。例えば、温家宝首相の記者会見のほか、経済発展にかかわる人民銀行、財政省、発展改革委員会の責任者の共同記者会見、また、国際婦人デーの時には8人の女性代表の共同記者会見がありました。さらに、今年2月、世界銀行のチーフエコノミストに選ばれた北京大学の林毅夫教授夫婦の記者会見など、代表の皆さんがマスコミの取材を積極的に受ける、というのが今年の新しい動きのひとつです。
全国政治協商会議の代表の一人に、陸上110m障害の世界記録保持者、劉翔選手も選ばれています。ただ、劉翔選手は、スペインの世界選手権に出場するため、実際には会議に出席できませんでした。なお、劉翔選手は、北京時間9日午前に行われた60メートル障害で、見事優勝を飾っています。室内陸上での金メダルは中国選手としては17年ぶりの快挙です。
今週も、リスナーからたくさんのお便りを送っていただきました。その中の1通をご紹介します。
名古屋市の家田さん
「BCLを再開してもうすぐ1ヶ月になります。2008年版の世界ラジオ、テレビハンドブックを購入したのですが、国際放送そのものを止めている放送局が多いのに本当に驚きました。日本で楽しむ局も少なくなりました。東アジア向け、放送を追っていくと、実に多いのが「mandarin」なのです。それから他局を聞いて中国国内局が聞こえます。そこで、私はある結論に至りました。「中国語が理解できればもっとBCLを楽しめる」。世界中の5分の1くらいの人が中国語を理解しているのだから、中国語を学ぶことはとても価値があるはずです。早速「耳から入る中国語」という本を買いました。これからチャレンジしてみます」
今週のホットホット通信のコーナーでは、「アジアのリーダーを育てたい、JICA青年研修」についてお伝えします。(翻訳:任春生)
|