中国の政治を担う全国政治協商会議(3日開幕)と全国人民代表会議(5日開幕)が現在開催されています。全国からおよそ3千人の代表が北京に集まっています。毎年、この時期になると、メディアの報道もこれで持ちきりとなりますが、ここで、中国の国づくりの大枠が議論されるということで、中国人だけではなく、中国に住む外国人にとっても非常に関心のある会議です。
2008年の「両会」には、新しい動きが見えてきました。例えば、1980年生まれの若い代表は、19人います。陸上の110mハードルの世界記録を持つ劉翔選手も代表に名を連ねており、ほかにも女優とか企業の代表とか、その顔ぶれは多彩です。
さらに、出稼ぎ労働者も代表に選ばれたそうです。上海、広東省、重慶市から選出された3人です。何れも、若い頃から、労働者として働き、現在は管理職をしている方々です。これらの3人は、労災医療保険問題、出稼ぎ労働者の子供の教育問題、養老保険などについて、提案をするそうです。こうして、いろいろな分野の方々が全国人民代表に選ばれて、各分野の人々の意見が国の最高権力機関に反映されるというわけです。
今週もリスナーからたくさんのお便りをいただきました。その中の一通をご紹介します。札幌市にお住まいの長船健雄(おさふね・たけお)さんからのおたよりです。
「いつも楽しく放送を聞いています。朝7時から8時までの時間帯の番組を聞くのは、初めてです。夜、仕事で遅くなり聞き逃した場合、この時間帯で放送があれば、便利です。こちらは、札幌雪祭りが開催されており、中国人の方がたくさん来ています」
今週のホットホット通信のコーナーでは、北京から現地の情報を伝えるインターネット動画サイト「CJ・WEB」の活動をお伝えします。(担当:任春生)
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