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特色ある中国語教育を 桜美林大学孔子学院
   2007-12-27 22:30:50    cri




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 2004年、中国政府は中国語や中国文化の普及のために「孔子学院」プロジェクトを立ち上げました。「孔子」とは、世界的に有名な中国の思想家・哲学者。その「孔子」の名を借りた学院が、現在世界各地で建設されており、最終的には世界におよそ100校が完成する見込みです。

 日本でも現在、各地に「孔子学院」が建設されていますが、そのうちのひとつが桜美林大学にある「孔子学院」です。日本で2番目に建設された「孔子学院」で、その規模は関東地域では最大です。学院では日々、活発な雰囲気のなか、中国語の授業が行われています。

    

 学生のひとり、山本茉莉枝さんは今年19歳。高校を卒業後、桜美林大学孔子学院に入学し、中国語を学び始めました。中国語を学ぶ目的にについて、山本さんは次のように語りました。

 「記者になりたいからです。日本、そして中国で、報道の仕事ができればと思っています。それによって、中国と日本の相互理解を深めたいのです」

 もうひとりの学生・稲田浩樹さんはかつて独学で中国語を学んでいました。もっと系統的に中国語を学びたいと、学院に入学しました。学院での勉強を通して、文法の理解が進み、語彙量も増えたそうです。稲田さんは次のように語りました。

 「1年間の勉強を通して、仕事に生かせるような中国語を身につけたいです。中国に滞在するのと同じような学習環境をずっと探していたのですが、孔子学院はいいですね。授業はすべて中国語でやってくれますから」

   

 日本には桜美林大学をはじめ、現在9校の孔子学院が建設されています。この孔子学院とはどのような学校なのでしょうか?それについて、桜美林大学孔子学院の楊光俊副学院長が次のように紹介してくれました。

 「学院のカリキュラムにはいろいろありますが、中国語特別カリキュラムというのがメインとなります。受講期間は1年間で、受講を終了すれば桜美林大学の2年次、もしくは上海同済大学中国語専攻の2年次に編入もできます」

 楊副学院長によりますと、ここ数年、日本では孔子学院の規模がますます拡大しています。桜美林大学孔子学院でも、社会人向けクラスの学生数は開校当初は92人でしたが、現在は2倍の185人にまで増えています。

 しかし、そんななか、多くの問題に直面しているのも事実です。楊副学院長は次のように語りました。

 「日本の孔子学院は始まったばかりで、まだ経営が軌道にのっておらず、実際の収益も少ないのが現状です。孔子学院を長く継続させていくにはどうしたらいいか、それがこれからの大きな課題です。桜美林大学では、最初からこの問題を考えながら、特色のあるカリキュラムを開発しています。普通の語学学校や大学では見られない、充実した内容で勝負します」

 本場の中国語、中国文化を学べる孔子学院。学習者にとって魅力的な学習環境をいかに継続させていくか。それは今後の課題です。(取材・写真:付頴、翻訳・編集:任春生)

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