笹川平和財団・笹川日中友好基金は25日東京で、第7回中国人民解放軍佐官級訪日研修団を歓迎するレセプションを開催しました。
このレセプションには、石破茂防衛大臣、久間章生元防衛大臣、加藤紘一元防衛庁長官、それに日本自衛隊の関係者、中国大使館の方々と華僑・華人、また日本各界の方々合わせて150人ほどが参加しました。
笹川日中友好基金の笹川洋平会長は挨拶で、中国人民解放軍と日本自衛隊の佐官級を中心とする幹部の相互交流を通じて理解を深めていくことを期待し、また、こうした交流をこれからも継続させるため、笹川日中友好基金は努力していくと述べました。
訪日団団長で、中国国防部外事弁公室綜合局の胡昌明副局長も、こうした中日間の佐官級の相互交流が末永く続いていくことを期待すると挨拶しました。
石破防衛大臣、久間元防衛大臣、加藤元防衛庁長官らも熱情のこもった挨拶を行いました。
今回の中国人民解放軍佐官級訪日研修団には、元空軍司令官のう振武戦略学会高級顧問をはじめとする5名の退役将軍からなる顧問団も一部の視察交流に参加します。日本滞在期間中は、防衛省、防衛大学、防衛研究所、北部方面隊総監部、陸軍自衛隊第11師団、海上自衛隊大湊基地、航空自衛隊小牧基地などを訪問する計画となっています。
2000年10月、故橋本竜太郎元首相を団長とする安全保障交流訪中団が、江沢民前国家主席と会見した際、日中間の安全保障交流を10年間推進することで合意が成立しました。笹川平和財団・笹川日中友好基金はこの合意に基づき、2001年から中国国際戦略学会をカウンターパートとして日中現役佐官級の相互訪問研修プログラムを実施しています。今年でその7回目となり、これまで、80名ほどの佐官級自衛官が訪中し、中国からは120人を超える佐官級幹部が日本を訪れました。
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