中日国交正常化35周年を記念し、2007中日文化スポーツ交流年の認定事業の一つとして、15日、中国人の日本語作文コンクール授賞式が中国南部の広州キ南大学で行われました。
作文コンクールの作文応募は一月から始まり、半年間に中国全土の23の省市自治区の99の大学の学生から1452篇の日本語による作文が寄せられました。これらの作文は、それぞれ異なる視点から中日間の相互理解の促進、特に環境保護分野での中日の協力などについて多くの意義ある提案を打ち出しました。
厳しい審査の結果、広州キ南大学三年生の陳歆馨さんが特別賞を、河北大学の何美ナさんとハルビン理工科大学の徐一竹さんそれに吉林大学の劉良策さんがそれぞれ一等賞を、集美大学のリョウ孟テイさんら10名の学生が二等賞を獲得した他、38名の学生が三等賞を、30名の学生が傑作賞をそれぞれ獲得しました。
宮本雄二中国駐在日本大使から作文コンクールにメッセージが寄せられました。メッセージは、「日中の相互理解と日中の環境保護協力をテーマとしたが、これは、今後の日中関係を発展させる上で重要な課題となっている。作文から、日本語を勉強している中国の若者たちは日中関係に大変関心を持っていることが分かった。今後多方面から真の日本を理解するよう希望する。作文コンクール参加者は、今後各分野で日中交流の架け橋になり、また、両国人民の相互理解を深めるため、多くの人々が両国若者の優秀作品を読むよう期待する」と述べました。
主催側の日中交流研究所の段躍中所長は、「こんなに大勢の学生が応募してくれたことは、中国の若者たちが日中両国の平和友好を願っていることを示している。日本語でそれぞれの考えを日本人に伝え、両国の交流促進に役立つと思う。そして、このコンクールを通して、多くの中国の若者が日本語の勉強に励み、中日友好に新たな貢献をすることを希望する」と語りました。
中国人日本語作文コンクールは、日本僑報社と日中交流研究所が主催し、中国駐在日本大使館、人民日報人民網などの協賛を得ました。
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