今年は、中日国交正常化35周年であり、中日文化スポーツ交流年でもあります。これをきっかけに、浙江省が当省の老舗を集めて東京池袋サンシャインシティ文化会館で「2007浙江省中華老舗ブランド日本展示会」を11日に開催しました。中華老舗として国外での展示は初めてで、この展示会を通して両国企業間の協力を更に深めていくことを望んでいます。
浙江省と言えば、綺麗な錦織物、まろやかな紹興酒、香り高い龍井茶などがよく知られています。「2007浙江省中華老舗ブランド日本展示会」には106のブースがあり、シルク織物、工芸美術、中医薬健康食品、食品酒類、茶製品茶芸、商業サービスなどに分かれて展示します。
浙江省は中国長江デルタの南部に位置し、古くから「魚と米の里、シルクの府、文物の邦、観光の名勝地」との誉れがあり、早くも1200年余前の唐の時代に、浙江省のシルク、陶磁器、お茶などが海と陸地のシルクロードを通して中央アジアやヨーロッパに販売されました。現在そのお茶、生糸、柑橘、山胡桃、シルク、紹興酒、錦織物、石彫刻、青磁、木彫り、竹細工、湖筆などは国内外にその名を知られています。日本の方にもおなじみの西湖龍井茶は、南太平洋勧業会、パナマ万国博覧会、フィラデルフィア世界博覧会等で金メダルを何回も獲得しました。また、都錦生のシルクの織物、雪舫蒋のハムも嘗て、多くの国際博覧会で大賞を受賞しました。
浙江省は中国の経済大省、文化大省、ブランド大省とされ、その名の知られる老舗が約150社に数えられます。去年中国商業部の認可を得た「中華老舗ブランド」は38あり、中国ではトップに立っています。「胡慶余堂」、「張小泉」、「王星記」、「都錦生」、「紹興咸享」、「湖州王一品斎」、「竜泉青磁官窯」等は昔から名の知られる老舗で、その製品は今回の展示会に出品されています。展示会は13日までとなっています。
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