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日本で活躍する中国人・陳建中(下)
   2007-07-31 17:02:45    cri

海外文物回帰保護基金で 中国文化を保全する

張: 昨年設立した海外文物回帰保護基金についてお聞かせください。

陳: 海外文物回帰保護基金については、昨年の9月21日に人民大会堂で大々的に設立総会を開きました。この基金の目的は海外に流出した中国の美術品を中国に戻すことです。実際に、中国は経済的に困ったときに、多くの美術品を海外に売ってきました。おかげで、多くの美術品が本国にないという状況なのです。とりわけ日本には、民間レベルで中国の国宝級の美術品を所有している人がたくさんいます。なかには、中国への返還を考えている所有者も数多くいるのです。しかし、返却する際の手続きは非常に面倒です。そこで、私たちがその間に入って、お手伝いしようというわけです。   

また、私たちは中国の美術品や文物に関する調査も行っています。中国の美術品や文物は世界的にも大切な遺産です。だからこそ、所有者や作家、歴史などを明確にしていこうというわけです。収集した情報はいったん中国の国家文物局に報告するようになっています。この作業をしておけば、私たちの時代でわからなかったことも、つぎの世代に伝えることができますから。

張: 基金で中国の美術品を購入して、本国に回収することもあるのでしょうか。

陳: 今のところ、買い戻すということは考えていません。もちろん、返還していただく場合、謝礼として奨励金や観光ツアーの招待などを用意する予定ですが。

張: この基金は中国政府からもバックアップを得ているのですね。

陳: その通りです。大々的にこのような文化活動を行えるようになったのは、中国が豊かになってきた証拠だと思います。というのは、美術品の管理やメンテナンスには莫大な資金が必要になるからです。中国経済の成長で文化を大切にできるようになったことは、大きな進歩だと考えています。ちなみに、展示会を開催したときのチケット代の一部は管理などの資金に当てています。そのためにも、展示会は積極的に開催していく方針です。また、展示会を通じて、人的交流のお手伝いもしています。たとえば、海外で展示会を開催する際には、文物を管理する学芸員が一緒に来日します。彼らと日本の学芸員が交流することで、日中の文化交流はさらに進むと思います。

張: 基金を設立してから、日本で「中国に美術品を返したい」といってくれる人はいましたか。

陳: 交渉の最中ですが、いくつかの国宝レベルの美術品に関する情報をいただきました。そのなかには新進気鋭の作家の作品、宋や清の時代の作品などがあります。

張: 陳さんの文化交流にかける情熱はどこからきているのでしょうか。

陳: 私の生まれた安徽省は商人、すなわち徽商のふるさととして知られています。安徽省の商人は世界各地でビジネスを展開して、多大な利益をあげてきました。とはいえ、古くから安徽省の商人たちは、その利益で文化や芸術を大切にしてきたのです。きっとその血が、私を今の仕事に導いたのだと思います。ちなみに、私は在日徽商による日本国際徽商協会の副会長も務めています。

張: これからも日中の文化交流をリードしていってください。本日はどうもありがとうございました。

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