天津師範大学は1958年に創設された総合大学で、当初は「天津師範学院」と呼ばれていましたが、1982年に「天津師範大学」に改名しました。1999年4月8日、天津師範高等専科学校、天津教育学院を統合し、新たな天津師範大学が成立しました。
現在、23の学院と49の研究機構を有し、本科・専科の数は合計87(本科56、専科31)です。大学では、「多学科・多形式・多規格」の運営方式をとっています。また、教育省の人文社会科学研究基地である心理行為研究センター、天津市現代教育技術実験センター、水資源・水環境重点実験室、政治学学科人文社会科学研究基地も設置されています。このほか、付属中学校、付属小学校もあります。
現在、在学生数は1万9933人で、そのうち、本科生は1万5975人、博士・碩士研究生(修士課程)は1642人います。また、外国人留学生も400人余りいます。
また、教職員数は2329人で、そのうち、専任教師は1381人(教授・副教授572人、博士研究生指導教官39人)います。
また、開放的運営を堅持し、20余りの国・地区の56の大学と、友好協力交流関係を結んでいます。これに関連して、14カ国の専門家を68人招聘しています。留学生教育では、長期・短期中国語研修のほか、本科生と共同研究を行う機会を与えるなどしています。同時に、孔子学院設立資格を有する大学として、2005年9月、アフリカのケニアに初の孔子学院を設立しました。また、天津師範大学は、中国政府奨学金留学生を受け入れる資格を持つ大学の一つで、「天津市対外中国語教育センター」としても機能しています。
このほか、専門雑誌「天津師範大学学報」「青少年科学技術博覧」「中等数学」「数学教育学報」「心理と行為研究」などを定期的に出版しています。(訳:玉華)
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