Q:あけましておめでとうございます。いつも楽しく聞いています。さて、日本では、お正月は初詣に行ったりしますが、中国では初詣に行く習慣はありますか?また、鏡餅や門松を飾る習慣のようなものはありますか?
A:中国では、旧暦のお正月を祝います。ちなみに、今年は、2月18日がお正月です。中国人は、この日、「廟会」という縁日に行きます。これは、日本の初詣と大体同じようなものだと思います。「廟」は中国語で「お寺」の意味ですから、「廟会」はもともとお寺の近くや周辺で行われるお祭りを指しています。今は、市内ではお寺が少なくなったので、公園などの広場で開催されています。「廟会」にはたくさんの屋台が出て、おいしい食べ物や中国の工芸品の数々が並べられています。それから、獅子舞や、「相声」という中国の漫才など、いろいろアトラクションも見られます。「廟会」に行くと、たっぷり中国を味わうことができますよ。
「廟会」は普通、旧暦の1月1日から15日まで開かれていますから、この間中国にいらっしゃいましたら、ぜひ見に行ってください。ちなみに、北京では、「白雲観」や「厂甸」、「地壇公園」の「廟会」が有名です。
また、お正月の飾り物といえば、よく見られるのは「対聯」(春聯とも言います)です。細長い赤い紙に、めでたい文句や縁起の良い言葉を書いたものです。「対聯」は上聯・下聯・横批で構成されており、門の両端と上の部分に貼ります。
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