Q：今月、青海チベット鉄道が開通したそうですが、世界でもっとも海抜が高く、自然条件の厳しいところに鉄道が開通するというのは、世界の鉄道史にのこる大きなできごとだと思います。秘境と言われ、簡単に人を寄せ付けなかったチベットに列車でいけるというのは、まさに夢のようです。

　A：この青海チベット鉄道が７月１日開通し、国内外で話題になりました。現在、日本発のツアーもあるそうです。これから、チベットへ旅行に行く人がだんだん多くなるに違いありませんよね。

　ここでは、青海チベット鉄道の運行スケジュールなどを簡単に紹介します。

　まず、北京西駅からラサ行きの列車です。T27特急列車ですが、北京西駅を夜9時半に出発して、ラサ到着は３日目夜8時58分です。それから、ラサから北京西駅行きのT28特急列車は、ラサを朝8時に出発して、北京西駅到着は３日目の朝8時です。所要時間は48時間です。

　料金についてですが、お勧めは寝台席です。中国の列車には寝台席が2種類あり、まず"硬臥"というちょっと硬い3段ベッドの寝台は、料金が813元(日本円でおよそ12000円)です。それから、"軟臥"というちょっとやわらかい2段ベッドの寝台は、料金が1262元（日本円でおよそ18000円）です。さらに、安さを追求する方には、寝台席ではなく普通座席もあります。こちらは389元（日本円でおよそ5800円）です。どちらを選ぶかは皆さん次第ですけれども、とにかく気軽にチベットに遊び行けるようになりました。