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 私と北京放送・坂田和子(一)
   2006-04-03 15:33:17    cri

 高島屋での出来事

 国清:坂田さん、かなり前から北京放送を聞いておられていると聞いていますが、そのきっかけをお聞かせください。

 それは忘れもしません。1989年8月の事でした。 日本橋の高島屋で「大中国店」が有るとの広告を見たので姉と二人で行きました。

 当時は中国からの情報も少なく、中国製の品物も高く、まして中国旅行なんて

 私にとっては夢の又夢でした。 8階の催場は熱気に溢れ大勢の入場者でごった返し、欲しいものばかり。 でも手に取る事さえ至難の業です。 それ程皆が中国に関心が有り中国からの情報に飢えていたと思います。

 会場に設けられたステージでは「孫悟空」の演技なども披露され 「如意棒」など景品が配られていました。 そんな中「こちらは北京国際放送局です」と繰り返しアナウンスがあり 私と姉は立ち止まってその声のする所を探しました。

 会場中央に設けられたブースがあり若い男女のアナウンサーが 流暢な日本語で北京放送の案内やデスクジョッキーなどをしています。 姉と二人で前に近ずいたり後ろへ廻ったり中を覗いてみたりしました。 確かに北京放送のアナウンサーです。(現在の支局長張国清さん) ラジオにあまり縁が無かった私達は驚きました。 海外からの放送を日本でキャッチ出来るなんて考えた事さえありませんでしたから。

 ブースの前に「北京放送を聴く会」の新聞が有ったので読んで見ると 毎晩6時半から深夜12時半まで再放送も含めて聴く事が出来ますと 書いてあったので、その足で別の階に行き短波も受信できるラジオを買いました。 SONY  ICF?7600 DS  5万円ぐらいしたと思います。 その頃の私の収入ではかなり高額の出費でしたが、これさえあれば 中国からの生の声が聴こえると思うと決して無駄ではありません。 ちなみにまだ故障もせず手許にあります。 早速家に帰り6時半から周波数を探して合わせてみました。 まずコールサインから始まり「こちらは北京放送です!」と 聴こえるではありませんか!!! 私は息を殺してラジオにしがみついて聴きました! こんな事がズーッと以前から続いていたんだ・・・

 国清:高島屋の大中国店は1980年代後半に、何回も行われましたね。それをきっかけに北京放送を聞き始めた方はほかにもいらっしゃると思います。坂田さんはその後、毎日のように放送を聞くようになったのですね。

 その日から今日に到るまで毎晩放送を聴くのが日課になりました。 時々は雑音に悩まされ、受信不能になると家中を動き回りロッドアンテナの 向きを変えて見たり電器やさんに頼んでベランダにアンテナを付けてもらったりしました。

 当然「北京放送を聞く会」にも入会し、毎月発行するニュースを全国にいる リスナーに郵送するお手伝いに行きました。 そこでは年に何回か全国のリスナーに呼びかけて訪中団を結成し 北京放送局から「招聘状」を出していただき放送局へ表敬訪問した後、観光地へ案内して頂くのです。

 北京放送初訪問

 国清:始めて北京放送を訪問したのはいつでしたでしょうか。

 私が始めて北京放送局を訪問したのは1990年の3月、友人と二人で伺いました。 威風堂々とした局舎で北京では50年代に建てられた十大建築物の一つだそうですが、一寸入りにくく、門には 解放軍が銃を構えて立っています。 しり込みしたのもつかの間、「お便り返信組」の李健一さんがニコニコと迎えにきてくださいました。

 そこで通されたのが「応接間」、まるで国賓が座るような椅子で一息しました。

 李健一さんが「誰に会いたいですか?」とおっしゃるので 「中国昔話」の林涛さんと「民族楽器の調べ」の林愛珠さんに会いたいと告げると 二人を呼んでくれました。 私はお二人のフアンで声を聴いていると会って見たい・・・どんな人なんだろう? と思うのは人情です。 夜は二人の為に部長さんの李順然さんが歓迎会を開いてくださいました。 これは私にとって生涯忘れられない事です。

 それからは訪中団を結成する度に参加しました。団長は聞く会の理事長、私は秘書のように皆のお世話をし、 西は敦煌まで南は海南島まで30数回にも、日本語部のスタッフに付いて頂き旅行をしました。

 この「聴く会」も会員の減少で止む無く発展的解散をしてしまいました。 それは自由に中国へ渡航出来ること、パソコンの発達でラジオが難聴でも、

 パソコンなら一日遅れですが朝でも晩でも好きな時間に聴かれる事などが原因です。 それでも元聞く会の老朋友とのお付き合いは続いています。

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