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王小帥監修の新作『老獣』、東京国際映画祭で上映決定

2017-10-09 13:17:31     cri    

 中国「第6世代」の旗手である王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督が監修を務める最新作『老獣(Old Beast)』(2017)が、10月25日から開幕する第30回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門に出品されることが分かりました。

 「アジアの未来」はアジア映画の新人発掘を目指して2013年から創設された同映画祭の最新コンペティション部門です。昨年は台湾金馬奨最優秀作品賞にも輝いた中国映画、張大磊(チャン・ダーレイ)監督の『八月(The Summer Is Gone)』が同部門で紹介されました。


『八月(The Summer Is Gone)』

 『老獣(Old Beast)』は、周子陽監督の長編デビュー作。今年、青海省西寧市で開かれた第11回FIRST青年映画祭で最優秀俳優賞を獲得しました。周監督が生まれ育った内蒙古自治区オルドス市が舞台で、不動産価格の高騰など経済が急成長する中国社会を生きる中年男性とその家族の悲劇を描き、中国の社会問題や家族のあり方などを浮き彫りにした社会派ドラマとなっています。芸術デザイン出身の周監督ならではの大胆な映像表現に大きな注目が集まり、王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督も監督の手腕を大絶賛しているそうです。

 また、今作は王小帥が自らの制作会社「冬春影業」を立ち上げてから監修を手がけた初の作品でもあり、各映画賞でも好成績を収めた力作です。今回は日本で初上映ということで、日本の映画ファンの反応も楽しみにしているようです。

 日本のゲーム『真・三國無双』、中国で実写映画化決定!主演は王凱(ワン・カイ)

  

 世界中で大ヒットした日本の人気アクションゲーム『真・三國無双』が中国で実写映画化することが決まりました。メガホンを取るのは2009 年に『殺人者』でデビュー後、『狼たちのノクターン・夜想曲』(2012)や『黄飛鴻之英雄有夢』(2014)など多くの話題作を手がけてきた周顕揚(ジョウ・シェンヤン)で、周監督の妻で数々の映画を手掛ける女性作家、杜緻朗が脚本を担当しています。

 気になるキャスティングですが、『容疑者Xの献身』の中国版リメイクなどの人気俳優、王凱(ワン・カイ)が主役の曹操役に、『項羽と劉邦/その愛と興亡』で項羽訳として印象的な演技を見せた呂良偉(レイ・ロイ)が袁紹役に抜擢されたほか、今年の新作『大偵探霍桑』でも周監督とタッグを組んだ韓庚(ハン・ギョン)や劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、古天楽(ルイス・クー)、楊祐寧(トニー・ヤン)ら豪華なキャスト陣が起用されています。爽快なアクションと、数々の武将たちが織りなす三国志ワールドを、最高のスタッフ&キャストが銀幕で表現します。同作は現在撮影中で、来年に封切られる予定です。

(ミン・イヒョウ、謙)

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