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習総書記、海南省で改革の全面的展開へ新措置を発表

2018-04-14 13:48:41     cri    

 13日午後、海南省の人民大会堂で、経済特区の設立30年を祝う式典が行われました。習近平総書記が演説を行い、「小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面建設における大詰めの段階で、新時代の中国の特色ある社会主義の偉大な勝利への道のりの中、経済特区は、継続させるだけでなく、より良いものへとレベルアップしなければならない」と述べました。その上で「新時代で、供給側の構造改革を主軸に、自由貿易試験区と中国の特色ある自由貿易港を建設し、全面的に改革開放を進めるエリア、国家生態文明のエリア、国際観光消費センター、国の重大な戦略のサービス保障エリアを作り上げ、中国らしさ、中国の風采、中国のイメージを表す名刺にする」と述べました。

 海南省は中国で最も南にあり、海南島、西沙諸島、南沙諸島、中沙諸島やその周辺海域にまたがっています、地理的に恵まれており、国内最高の生態環境を有しているほか、中国最大の経済特区でもあります。

 習総書記は13日の演説で、「中国共産党中央は、海南省全域を自由貿易試験区とすることを支持する。海南省を中国の特色ある自由貿易港とするように模索し、じっくり進行させ、自由貿易港の政策や制度を段階的に確立していく。これは党中央が国内外の発展という大局に目を向け、踏み込んで研究し、統括的に考慮し、科学的に策定した重要な決断であり、対外開放を拡大し、経済のグローバル化を積極的に推し進める中国の決心を示す重要な措置でもある」と述べました。

 習総書記はさらに、「海南省での自由貿易港の建設は、中国の特色を現し、中国の国情に合い、海南省の発展に沿ったものであるべきだ。諸外国の優れた運営や管理方法を参考にしなければならない」と述べた上、「全世界からの海南への投資や起業、貿易港建設への参加を歓迎する。中国の発展のチャンスをシェアして、改革の成果を分かち合おう」と呼びかけました。

 習総書記はまた、「海南省は積極的に次世代情報技術産業とデジタル経済を発展させ、インターネットやモノのインターネット、ビッグデータ、衛星ナビゲータ、人工知能(AI)などを実体経済に深く融合させていく」と述べました。さらに、「国家生態文明のエリアを建設することを支持する。全国の生態文明建設の経験を模索してほしい。高規格な生態環境保護制度の実施、現代的な生態環境や資源保護の監督・管理システムの確立、国家公園体制の展開、国家熱帯現代農業基地の建設を行う。また海の生態環境を厳しく守り、陸と海を統括する生態系の保護や修復と、汚染防止エリアを連携させていく」と述べました。

 そのほかに習総書記は、国民生活に関する体制やメカニズムの改革、公共サービス体系の健全化を強調しました。よりオープン的な人材誘致措置や、クリーンな政治、党内管理などについて指示し、「初心を忘れず、使命を心に刻み、責任感を持ちながら、歴史的精神を生かして、中華民族の偉大な復興という中国の夢を果たし、時代にふさわしい新たな業績を作るように」と、海南省への期待の言葉を寄せました。(Lin、森)

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