ロシアのリャブコフ外務次官は4日、「ロシア側はなお露米大統領会談の開催を望んでいる」と明らかにしました。

　「ロシア・トゥデイ」通信社は同日、リャブコフ外務次官の話として、「米国側の無責任で軽率な行動により、露米関係は危機に陥ったが、両国大統領同士の交流は関係回復と政治対話再開の重要なルートとなるものだ。露米両国の大統領の対話は終始重要な意義を持つものであり、世界情勢にも直接な影響を及ぼすものであることから、大統領会談を開催する意義についてロシア側は何ら疑いははさんでいない」との言葉を伝えました。

　また、リャブコフ外務次官はその中で、「露米大統領会談は米国の国内政局の干渉を受けているものの、ロシア側は大統領会談の必要性を米各級政府が意識できるよう努めている」と述べました。

　トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と3月20日に電話会談を行い、両国の大統領会談の可能性について議論しました。関連報道によりますと、両国の大統領会談の詳細計画についてはまだ具体化していないということです。（Lin、む）