外交部の耿爽報道官は3日、「ロシアの元スパイであるスクリパリ氏の中毒事件の発生以来、各方面で一致した結論が得られず、ロシアと一部の西側諸国が互いに外交官を追放し合う状況を招いている」として、「中国側は真相の早期究明と齟齬への善処を各側に呼びかけたい」と述べました。

　ロシアのラブロフ外相は先頃、「同事件は英国側がブレグジットから国際社会の視線をそらすために自作自演したものだ。ロシア側はこれまでに、米英など一部国家の外交官を追放することを決めている」としました。

　耿報道官はこの発言に関連する質問に答え、「国際社会が多くの課題に直面している現在、各国においては冷戦思考と集団的対立をやめ、共に世界平和と安定の維持に努め、尊重、公平、正義、協力互恵といった新型の国際関係の構築に取り組むべきだ」と強調しました。（洋、む）