中国の呉海涛国連次席大使は23日、国連安全保障理事会による衝突や食糧危機に関する会議で、発展を進めて問題を解決するように呼びかけました。

　ここ数年、干ばつや気候変動などの影響により、アフリカや西アジアの各国が深刻な食糧不足に直面しています。こうした問題の解決へ対応していくことは、紛争や衝突の防止に役立つと見られています。

　呉次席大使は会議で、「発展は第一の急務であり、世界的な問題を解決する基本政策だ。国連は、持続可能な発展のための2030アジェンダを実行に移し、貧困や食糧問題の解決を最優先として、発展途上国への投資を拡大し続ける必要がある。ともに話し合い、建設、共有するというグローバルガバナンスで、経済の健全なグローバル化を進めて、気候変動問題に対応すべきだ」と見ています。（殷、森）