馬朝旭国連大使は22日、アフリカの平和と安全保障に関する国連安全保障理事会（安保理）の公開会合で発言し、アフリカの平和と安全保障をめぐるキャパシティ・ビルディング強化の支援を国際社会に呼びかけました。

　馬国連大使は、平和と安全保障の分野において、アフリカは依然として、テロリズムや暴力過激活動、麻薬密輸、人身売買といった問題に直面しているとして、「国際社会はテロ取締りに関する基準を統一させ、テロ取締りにおけるアフリカの取り組みを支持すべきである。これと同時に、アフリカで衝突が発生する根源となる問題を解決し、アフリカ諸国の経済と社会の発展レベルを高め、衝突や過激主義を引き起こす原因を取り除くべきだ」と指摘しました。

　馬国連大使はまた「国際社会はアフリカ諸国が安全保障問題の自主的解決において主導権を握ることを十分尊重し、地域協力機構との協調を強め、衝突の予防、危機管理、衝突後の再建などの分野で協力を拡大していくべきだ」と述べました。（ZHL、星）