ロシアで行われた大統領選挙で、選挙委員会は現地時間19日未明、開票率95％の段階で、現職のプーチン大統領の得票率が76.56%であると発表しました。他の候補者を圧倒しての再選が確実となりました。

　プーチン大統領はモスクワの赤の広場で、祝賀イベントの参加に駆けつけた市民に感謝の意を表し、「今日、ロシアのすべての有権者は『全ロシア国家隊』の一員だ。大切なのは一致団結し、共に前進することだ。ロシアは全ての試練に対応し、目の前の様々な課題に取り組んでいく」と述べました。

　今回の大統領選は、プーチン大統領を含む8人が立候補し、18日に投票が行われました。投票率はおよそ67%でした。規定により5割以上の得票率を獲得した候補者が当選します。選挙委員会は投票が終了して10日以内同選挙結果を確認し、その後3日以内に公表します。この結果が確認されれば、プーチン大統領の通算４期目の就任が正式に決定します。（怡康、森）