ここ数年、中国とロシアでは人的交流や文化交流、観光などにおける協力が日増しに密接になっています。中国は数年連続でロシアに最も多くの観光客をもたらす国となっており、とりわけ2017年には史上最高の150万人を記録しました。これを受け、今月11日と12日、モスクワで行われた第6回中国ロシア観光フォーラムでは、今後如何にして観光協力を深めていくかについて両国の業者が討議しました。

　ロシアでスポーツと観光事務を担当するムトコ副首相によりますと、観光業がロシアの国民経済に占める割合は3.5%に上り、この比率は2025年までに5%まで上昇する可能性があります。

　中国からの観光客が増え、ニーズが多元化していることを踏まえて、ロシア観光市場では、伝統的な文化や歴史に関する旅行商品に加え、スポーツや氷雪、極地、軍事、工業など、新たな観光商品の開発に着手しています。（朱　む）