ロシア外務省公式サイトが5日に伝えたところによりますと、同国のラブロフ外相はマスコミに対し、「BRICS（中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ）の国際的影響力が日ましに拡大しており、国際社会がますますBRICSに興味を持つようになっている」と述べたとのことです。

　ラブロフ外相はまた、「BRICS枠組み内での首脳サミット、閣僚級会合及び科学技術、文化、スポーツ分野の民間フォーラムがマスコミや専門家に高く注目されている。採択された関連決議の影響はBRICS内だけではなく、その他の国際政治と経済活動のプラットフォームにも及び、更に公正で民主的な多極化世界体制の形成を促すものとなっており、国際活動での多国間ならびに集団協力の強化におけるモデル的存在になっている」と述べたました。

　ラブロフ外相は更に、「南アフリカが2018年のBRICSの議長国を務めることになることから、BRICSのメンバー国はアフリカが直面する主な問題や課題に注目していくことになる。新開発銀行(NDB)もアフリカとの対話の深まりに新たなチャンスを創出することになるだろう」と語りました。（任春生、む）