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中国では、水質汚染への対策として、おととしの末からすべて川に対し管理責任者を設け始め、去年の末の段階で25の省で導入されています。そして、今年から湖にもこの制度を導入しています。
中国は1人あたりの水資源が極めて乏しい国であり、一方で水の使用量が世界で最も多い国でもあります。また、このところ水質汚染が深刻になっており、生態環境の悪化や水資源の不足といった問題が目立ってきています。これまでの汚水処理対策は、環境保護や水利など複数の部門に関わっていましたが、制度の導入により、各レベルの党や政府のリーダーが河や湖の管理や保護を担当し、責任の所在が明確になっています。全人代に出席している山東省水利庁の曹金萍副庁長は、「川の汚染については1つの部門では対応できない。責任制が始まって、去年は河をきれいにする活動を展開した。違法建築や川筋の調査、汚染水の排出口の建設などといった、長年の懸案問題が片付けられた」と述べました。
陳雷水利相は「こうした責任制の実施にさらに力を注いでいく。河川については6月末までに、湖については年末までに全面的に導入するつもりだ」との考えを示しました。(ヒガシ、森)
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