外務省の陸慷報道官は13日、定例記者会見の場で、「中国政府は揺るぐことなく半島非核化目標の実現、半島の平和と安定して、対話交渉による問題の解決に注力して行く。中国政府は引き続き朝鮮半島核問題に関して独自の貢献をして行きたい」と述べました。

　これに先立ち、韓国の大統領特使である鄭義溶（チョン・ウィヨン）韓国国家安保室長が12日に訪中し、訪米、訪朝の成果について中国側と踏み込んだ対話を行ったほか、習近平主席が面会しました。また、習主席は9日には米国のトランプ大統領と電話会議を行い、半島情勢の最新の状況について仔細な対話を行っています。

　目下の朝鮮半島の情勢について、陸報道官は「朝鮮核問題に対話と交渉による解決に向けた兆しが現れたことについては、それを応援し、支持したい。また、我々はトランプ大統領が朝鮮核問題は最終的には平和裏に解決できるとしていることについて嬉しく思う。これは中国政府が一貫して主張してきた点でもある。鄭特使も、韓国政府は中国政府の終始一貫した平和的手段による朝鮮半島核問題の解決に向けた働きに感謝していると述べている」と述べました。（芸莎、む）