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中国熱帯農業科学院、アフリカの支援に取り組み

2018-01-23 15:05:14     cri    

 農業省の研究機関である中国熱帯農業科学院は近年、「一帯一路」の実践に取り組んでいます。熱帯農業についてアフリカ各国と提携し、農業面に関する資源の合理的で効果的な利用や技術移転を進めて、各国での食糧の安定確保に大きく貢献しています。

 熱帯農業科学院は、コートジボワールやナイジェリア、コンゴなどアフリカ各国と10件以上にわたりパートナー協定を締結しており、また2009年にコンゴでパイロットファームを設置しました。熱帯作物の品種を研究している党選民さんは、コンゴへの第一期派遣者の1人です。地元の住民に栽培のノウハウを教え、しっかりとマスターさせています。

 福建省出身で2008年に大連外国語学院フランス語学部を卒業した遊雯さんは、中国の熱帯農業の発展に貢献したいと決意し、2011年にコンゴへと発ちました。生活面の様々な苦労を派遣メンバーとともに乗り越えて、地元民に中国の進んだ栽培技術を伝えました。

 こうした努力によって、コンゴのほか、アフリカの多くの国で先進的な栽培技術が浸透し、作物の生産量が上昇しました。そして地元住民が派遣者に感謝の気持ちを伝えています。党さんはコンゴに別れを告げる際、村長から地元産の特上バナナやパパイヤ、ココナツを贈られたとのことです。

 農業科学院香料・飲料研究所の科学技術課の郝朝運課長は、こうしたアフリカへの支援活動について、「熱帯農業に関して、中国では作付面積は小さいが全世界では5300万平方キロに達し、市場面で大きく期待できる。国内農業の発展に着実に取り組むと同時に、こうした技術を海外に運び、熱帯の国々でも業務に取り組まなければならない」と指摘しました。(ZHL、森)

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