外務省の華春瑩報道官は22日北京で「アメリカが中国のことを正確に認識し、実際の行動によって多角貿易体勢を維持するよう希望する」と述べました。
米国政府はこのほど議会に提出した年度報告のなかで、「米国が2001年に中国のWTO加盟を支持したのは過ちだった」と指摘した上で、「中国は世界の自由貿易協定に違反している」と非難しています。
これについて華報道官は「中国の国際機関への加盟や、関連機関における役割の発揮は、米国の言いなりになって行うものではない。中国はWTO加盟後、確実にルールを守り、真摯に義務を履行し、多角貿易体制の効果的な運営と発展に重要な貢献をしてきた。また、他国も中国との貿易で利益を上げている。同時に、中国は改革開放の路線を終始一貫して堅持し、開放型の世界経済を断固として支持し、ビジネス環境の改善を絶えず進めていることから、多角貿易体制の維持者、建設者、貢献者とも言える。事実上、WTO加盟国の多くは、多角貿易体制を固く支持する中国の姿勢を評価しており、その中で中国がより大きな役割を発揮することを期待している」と述べました。(ミン・イヒョウ 謙)
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