内蒙古自治区フルンボイル北東部にある根河市で24日夜、氷点下40度の中、第5回極寒節が開幕しました。地元民である中国最後のトナカイ遊牧民が、国内外から約1万人の観光客を迎えます。
根河市は中国有数の極寒の地であり、過去に記録した最低気温は氷点下58度で、中国最寒地とも呼ばれています。市の郊外に位置するオルグヤのエヴェンキ民族郷では、住民308人がトナカイ1200匹あまりを飼育し、中国最後の「トナカイ部落」となっています。
開幕式で、住民たちは氷点下40度の寒さの中、約1万人の観光客を迎えました。舞台劇『オルグヤ・真冬』を上演し、エヴェンキ民族のトナカイ文化を紹介しました。
根河市政府はここ数年、トナカイ部落の保護に努めており、また観光業の発展を通じてオルグヤエヴェンキの文化を伝えています。
昨年1年間に根河市を訪れた人の数は83万5300人で、前の年より11.7%多くなっています。(殷、森)
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