国家統計局の李暁超副局長は30日にメディアのインタビューに応じ、「2019年から地域GDPの統一採算改革を行う」と明らかにしました。

　2017年6月、政府は『地域GDPの統一採算改革案』を発表し、採算主体、採算方法、作業体制などの改革を行い、採算データの質の向上や、地域経済の発展状況をより正確に反映することを目指して、地域GDPの統一採算を行うことを決定しました。

　李副局長の紹介によりますと、中国は1985年に確立した採算制度では、国家統計局は全国GDP、各省（自治区・直轄市）の統計局はそれぞれの地域GDPを採算する「全国GDPと地域GDPのクラス別採算制度」を実施してきました。しかし、各地GDPのデータ収集は全国GDPとの間になお誤差が生じており、各地の経済情勢を正確に把握することに支障を与えていたため、合理的なマクロコントロールに役立たず、政府統計の信頼性にも影響を与えていました。

　李副局長は「地域GDPの統一採算改革は、地域GDPと全国GDPのデータのマッチングを利するものであり、GDPデータの質向上につながるとともに、経済トレンドの科学的判断や、マクロ経済政策の策定に重要な意義をもつことになる」と強調しました。（Lin、む）