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18日より北京で開かれている第19回党大会は、中国の民衆からの高い注目を受けています。
中国南西部に位置する雲南省楚雄州永仁県の査利麼村には、少数民族の彜族(イ族)が暮らしています。ここはインフラ整備が立ち遅れていると同時に、移民や転居などが制限されていることで、村民一人あたりの収入が年間5000元(日本円にしておよそ10万円未満)にも達していませんでした。ここ数年、貧困扶助政策の実施により、地元の党組織が住民を率いて、収入増加などの貧困脱出活動に力を入れるようになっています。その結果、現在、査利麼村の一人当たりの平均年収が8769元にまで増加しました。
これに対して、村民の何少芬さんは「今まで村には道路もなく、出かける時はとても不便だったが、現在は家の前まで整備され、交通がとても便利になっている。また、農村の医療システムが改善され、病院で受けた注射の代金も請求できるようになっている。ほかにも、政府が学校に通う子供たちによくしてくれるなど、今が村にとって一番良い時期だ」と話しました。
また、北西部に位置する青海省海北チベット族自治州の中心地である西海町に暮らすチベット族の吉合生木さんは「この5年間、ここでは天地がひっくり返るような大きな変化があった。電気が通じるようになり、さらにインターネットにもつながることができるようになった。今は毎日ラジオで第19回党大会の報道を聞いている。私たち農牧民への優遇措置がさらに増えてくれればありがたいと思っている」と語りました。
習近平総書記は第19回党大会の活動報告で、「今から2020年までが、小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築する鍵となる時期である。人民の利益を終始、最優先に位置付け、国民全体が改革と発展による成果をより公平に受けられるようにすると同時に、共に豊かな道へと歩まなければならない」と強調しています。(非、謙)
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