フランスのマクロン大統領は9日、国連のフィリッポ・グランディ難民高等弁務官との会談後に声明を発表し、「フランスは難民問題で複数の改革を実施し、作業効率を高め、難民がいち早くフランス社会に溶け込めるようサポートすると同時に、難民申請条件に符合しない人たちの送還をさらに厳格にしていきたい」と述べました。

　マクロン大統領は声明で、「国連難民機関が提供した避難申請リストに基づき、直接現地で難民の身元確認を実施するため、フランスは西アフリカのニジェールとチャドの同意を得てから、近日中に作業グループの第一陣をこの2カ国に派遣する予定だ。これは、フランスへの難民の大量流入を根源から防ぐ措置となると考えている。また、フランスとドイツにおいて立法面からの難民定着改革を推進していくため、国連難民機関と密接な協力を進める方針だ」と述べました。（ミン・イヒョウ　む）