トルコ大統領府は22日、声明を発表し、イラクのクルド人自治区で9月25日に行われる予定の独立の是非を問う住民投票は、深刻な結果を招くことになると非難しました。

　トルコ国家安全委員会はこの日、トルコのエルドアン大統領が主宰する会議を開きました。大統領府はその後書面による声明を発表し、同国民投票を「違法」で「容認できない」ものとし、「直接トルコの国家安全を脅かし、この地域の平和と安定、およびイラクの領土保全に危害を与えることになる」と指摘しました。

　声明はまた、住民投票を取り消し、イラク憲法の枠組み内で解決策を探し求めるようクルド自治政府に呼びかける一方、トルコは喜んでクルド自治政府とイラク中央政府の間の調停者になるとしました。（怡康、Kokusei）