トルコのエルドアン大統領は25日、「カタールとの国交正常化のために関連国が提出した一連の要求は、国際法に違反するものだ」と非難しました。
エルドアン大統領は同日イスタンブールで記者会見し、中東主要国がカタールに提出した13の要求は国際法に違反するものだとの考えを示しました。 また、これらの国がカタールでのトルコ軍基地の建設中止を求めていることについて、「トルコが他国と防衛協力協定を締結するには、その他の国の認可を得る必要があるのか」として疑問を呈しています。
今月5日、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプトは、テロリストを支持していることを理由に、カタールとの国交断絶を宣言し、カタールに対する輸出入の禁止などを実施しています。
この4国はこのほど、クウェートを通じて、国交断絶危機解決の条件として13の要求を出し、10日間を期限として満たすよう求めています。要求には、イラン駐在外交官の引き上げ、イランとの軍事協力の中止、テレビ局・アルジャジーラとその管轄下のチャンネルの閉鎖、カタールでのトルコ軍事基地の建設中止などが含まれます。(Mou、謙)
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