王毅外相は18日、ニューヨークでの国連総会出席期間中、第72回国連総会のライチャーク議長と会見しました。

　席上、王外相は「中国は、国連が最も権威ある規範的国際組織として、世界の平和維持や共同発展の促進に果たしている重要な役割を支持している。国連改革の問題は昨今各方面から大きな注目を集めているが、中国はこの改革を支持すると同時に、このプロセスが各加盟国の意見を十分聴取したうえで着実に推進されるよう希望する」と語りました。

　これに対して、ライチャーク議長は「国際社会は、中国が国際問題の処理においてますます重要な役割を果たしていくことを歓迎していると共に、今後、紛争予防、注目を集める問題の解決、平和維持活動の展開、持続可能な開発のための2030アジェンダ実施などの面で、中国がグローバルなリーダーシップを一層発揮していくことを期待している。国連は中国との協力関係を一層強化し、安全、開発、人権という三分野における活動をバランスよく推進していきたい。また、国連改革のプロセスについても、中国の意見を重視し、加盟国主導の下に段階を追って前進させていきたい」と述べました。（非、む）