習近平国家主席は1日北京で、中国を公式訪問し、アモイで開かれるBRICS首脳会合および新興国と発展途上国の対話会議に出席するブラジルのテメル大統領と会談しました。両国の伝統的な友情を深め、戦略的パートナーシップを更に発展させていくことで意見が一致しています。

　習主席は、「両国は、ハイレベルな協調・協力委員会などで役割を発揮し、各分野での交流や協力を推進していく。『一帯一路』ならびにブラジルの『投資パートナープログラム』や『発展計画』も交えて、地域を結びつけ、ともに発展させていく。また、貿易については円滑化を進めて持続的かつ安定して成長させていく。そしてインフラ整備や製造業、農業、鉱業、エネルギー、生産設備、および技術革新といった面で協力をはかると共に、文化やメディア、観光、スポーツなどでも交流や協力を進めていく。さらに、国連やG20、BASIC、世界貿易機構などの国際機関で緊密に協力し、グローバルガバナンスや持続可能な発展などの大きな問題について歩調を合わせていく」と述べました。

　テメル大統領は、「ブラジルは改革や発展を進めていく上で、貿易や投資、金融、農業などで、中国と全面的に協力していくとともに、文化や観光、スポーツ交流などを通じて、両国民の相互理解と友情を深めていきたい。両国は国連やG20、世界貿易機構などの国際機関における立場が似ており、気候変動や発展などグローバルな問題について、緊密な意思疎通や協調を進めていく必要がある」と述べました。そして、アモイでのBRICS首脳会合を全力で支持する姿勢を示しております。（ZHL、森）