李克強首相は30日、国務院常務会議を開き、転用可能なイノベーション支援の為の改革措置モデルの普及をはかり、イノベーションによる発展のための環境作りを促すと同時に、ヘルスケア産業の発展を促進する措置を策定、国民のニーズを満たし、健康レベルを高めていくことを決定しました。

　会議では、昨年6月以降に行われてきた改革試行段階の経験を生かして、中型企業や小型・零細企業のイノベーションへの支持を拡大することや、大学や科学研究機構が年俸制などの柔軟な給料制度による専門人材の導入を認可すること、海外からの専門人材の就職や在留に関する手続きを簡素化させること、国税と地方税の一本化など、一部のすでに方法論が確立された、即転用が可能な措置の普及を広く進めていくとの決定が出されました。

　また、ヘルスケア産業の発展を加速させることは、サプライサイド構造改革を推進する重要な内容であり、国民の福祉増進に係るものだとし、ヘルスケア産業発展行動要綱の策定や、政府機構の簡素化と権限移譲の更なる促進、国家衛生と計画生育委員会による総合的な監督管理制度の確立、医療人材の育成と確保、民間資本の活用による医療機関の拡充、医師の複数個所での就業支援、民間保険企業による保障型保険の充実などを求めました。（ZHL、む）