現地時間9日早朝、トルコ東南部バトマン県コズルック市で武装した2人が市長用の乗用車に向け射撃したが、隣にあったほかの乗用車に波及し、乗っていた22歳の女性教師が射殺されました。市長は、事件発生当時、その車に乗っていませんでした。

　その後の捜査活動で、車に乗って逃走していた容疑者が検問所で自動車爆弾を起爆し、警察1人が死亡したほか、数人の警察と一般人が負傷しました。

　また、9日午後5時頃、バトマン県と隣り合うシュルナク県ウルデレ地区で、武装グループがロケット弾やライフル銃を持って軍隊の駐屯地を襲撃し、兵士2人が死亡し、3人が負傷しました。

　事件後、警察が現場と近くの高速道路を封鎖し、大規模な捜査を行いました。これら複数の襲撃事件は、クルド労働者党によるものだとみられています。（Mou）