劉結一国連大使は21日、アフガニスタン問題をめぐる安保理会議で、「アフガニスタンは政治、経済、安全などの分野で厳しい状況に直面しており、アフガニスタンの安全と安定を早期に回復させることが急務である」と述べました。

　劉大使は「アフガニスタン治安部隊の防衛能力やテロ、国境を超えた犯罪、麻薬密輸などの脅威に対応する能力が強化されるように国際社会は大きな支援を提供すべきだ。また、統一基準を定めて、アフガニスタンにおけるテロ取り締まりの協力を強化する必要がある。さらに、アフガニスタン支援に関する約束を積極的に実行に移し、アフガニスタンの経済と社会の発展をサポートすべきだ」と指摘しました。

　そのうえで、劉大使は「中国は終始、アフガニスタンの主権、独立と領土保全を尊重し、アフガニスタン、パキスタン、中国、米国の4者協議などのメカニズムを通じて、アフガニスタンの和平と和解プロセスを推進していくことを主張する。また、アフガニスタンがテロリズム、過激主義、麻薬犯罪などの脅威を解消し、国の平和や安定、繁栄を早期に実現させることを支持する」と述べました。（鵬、星）