20170616news7
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ロシアのプーチン大統領は15日、テレビ番組に出演した際、「ロシアと米国は共に両国関係の正常化を希望している。両国は皮肉を言い合うより、協力し合うべきだ」と強調しました。
プーチン大統領は「米国が進めているロシア制裁政策は、諸刃の剣である。国連の統計によると、ロシアは制裁により500億から520億ドルの損失を被ったが、その代償として、米国も1000億ドルを損失した」と明らかにし、「制裁はロシアにある程度の影響を与え、石油や天然ガス、鉄鋼、化学工業を含む製品の値下がりにつながったが、メリットももたらした。2年前から、ロシアは外国産の果物と野菜に対して、厳しい制限をしてきた。このことで、インフレ率が一時的に12.9%に高騰した。これをきっかけに政府は自給自足を目指して、国内の果物や野菜、肉類などの業界への扶助に力を入れるようになった。そのため、現在インフレ率は4.1%に下がった」と述べました。
このほか、プーチン大統領は「ロシアと米国は、大量破壊兵器拡散防止の面で、効果的な協力を展開すべきだ。両国は核兵器大国であるため、この分野における協力は極めて重要だ。また、過激主義とテロリズムの根源の一つである貧困の撲滅についても、両国は連携して取り組んでいくべきだ」との見方を示しました。(朱、謙)
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