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EU、パリ協定で米国との「再交渉ない」

2017-06-15 10:30:08     cri    

 欧州委員会のユンケル委員長は14日、「EUは、地球温暖化対策の国際枠組み『パリ協定』について再交渉を進めるという、アメリカのトランプ大統領の提案を考慮することはない」と示しました。

 これはユンケル委員長が同日、欧州議会の会議に出席した際、述べたものです。ユンケル委員長は「『パリ協定』は20年かけて行った交渉の成果であり、得難いものだ。29の条項を必ず実施しなければならない」と強調しました。

 来月初め、ユンケル委員長はEUを代表してドイツのハンブルクで開かれるG20(主要20ヵ国・地域)サミットに出席します。ユンケル委員長は「このサミットでアメリカ人を待つつもりはない」と示しました。

 アメリカのトランプ大統領は6月初めに「パリ協定」からの離脱を発表しました。これに対して、EU側は強硬な態度を示し続けており、ユンケル委員長は、「EUは『パリ協定』およびエネルギーミックスの問題において後退することはできない」とこれまで数回にわたって表明しました。

 欧州議会では同日、2030年の「排出削減」目標が採択され、「パリ協定」の要求を達成するため、CO2の排出量を2005年比30%削減することが決められました。(ZHL、謙)

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