中国を訪問中のシンガポールのバラクリシュナン外相は12日、中国の王毅外相と共に共同記者会見に臨み、シンガポールの「一帯一路」建設に参加について記者の質問に答えました。

　バラクリシュナン外相はその際、「シンガポールは、この地域の金融センターという優位性を利用して『一帯一路』の資金調達ニーズに対するサポートを提供する。また、シンガポールと中国が重慶市で実施している相互連結プロジェクトを通じて、海上と陸上のシルクロードを連結させることもできる。シンガポールは中国と共に、それぞれの経済発展戦略をリンクさせ、両国と両国国民に幸福をもたらすよう努めていく」と述べました。

　王外相は、「『一帯一路』の建設における中国とシンガポールの協力は、両国の全方位パートナー関係をより実りあるものにするほか、シンガポールの発展により大きな空間を切り開くものとなり、この地域の平和と繁栄にポジティブなエネルギーを注ぐものとなるだろう」と語りました。（任春生、む）