「未来のエネルギー」をテーマとした2017アスタナ国際博覧会の開幕式が9日夜、万博会場にあるカンファレンスセンターで行われました。

　上海協力機構（SCO）首脳理事会会議に出席するためカザフスタンを訪問中の習近平国家主席をはじめとするSCO加盟国の国家元首や代表らが開幕式に出席しました。

　博覧会国際事務局（BIE）のステーン・クリステンセン事務局長は挨拶で、「グリーンエネルギーを発展させることは、いま各国が直面している急務だ。国の持続的な発展はエネルギーと密に関わり、アスタナ万博を通じて、すべての国にエネルギーの開発利用をより重視してもらいたい」と期待を寄せました。

　カザフスタンのナザルバエフ大統領は挨拶で、「アスタナ万博の開催はカザフスタンの名声を高めるだけでなく、世界の科学技術の進歩にも大きく貢献するだろう」と述べました。

　6月10日から9月10日まで行われるアスタナ万博は、独立国家共同体が初めて主催したもので、115の国と22の国際機関が出展しています。主催側の紹介によりますと、万博開催期間中、500万人以上の来場者が見込まれ、そのうち外国人観光客は15％を占めるだろうと予想されています。（Lin、Kokusei）