上海協力機構（SCO）第17回首脳理事会会議が9日、カザフスタンの首都アスタナで開かれました。これには、中国の習近平国家主席、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタンバエフ大統領、ロシアのプーチン大統領、タジキスタンのラフモン大統領、ウズベキスタンのミルズィヤエフ大統領が出席しました。

　習近平主席は会議で『団結と協力、開放と包容、安全・安定・発展・繁栄のホームランドを共に構築しよう』と題する基調演説を行いました。

　習主席は演説で、「今年は『上海協力機構憲章』調印15周年、『上海協力機構加盟国長期的善隣友好協力条約』締結10周年にあたる。各加盟国は『上海精神』を遵守しながら、協力とウィンウィンの新しい国際関係のモデルを樹立してきた。中国は各側とともに、運命共同体の意識を強め、安全・安定・発展・繁栄のホームランドを一緒に構築していきたい」と述べました。

　さらに、上海協力機構の発展について5つの提案を打ち出しました。第一に、団結と協力を固めること。第二に、共に手を携えて挑戦に対応すること。第三に、実務的な協力を進めること。第四に、人的と文化交流の絆を強めること。第五に、開放と包容を堅持することです。（Lin、Kokusei）