香港は2年連続で、スイスのローザンヌ国際管理開発学院が発表した「2017年国際競争力年次報告書」に世界で最も競争力を持つ経済体として評価されました。香港特別行政区政府財政局の陳茂波局長は1日、「これは香港が財政規律を守り、良好なビジネス環境を創出し、安定した金融システムを構築する面で払ってきた努力を十分に評価するものだ」と述べました。

　ローザンヌ国際管理開発学院は5月31日、「2017年国際競争力年次報告書」を発表しました。首位は香港で、スイス、シンガポール、アメリカの順に続きます。

　この報告書は「経済パフォーマンス」、「政府効率」、「ビジネス効率」、「インフラ整備」という4項目に基づいて、各経済体を評価しています。この4つのうち、香港は「政府効率」と「ビジネス効率」の面でトップを維持し、また、「インフラ整備」の面も改善されて21位から20位に順位を上げました。一方、「経済パフォーマンス」の面では5位から11位に落ちて、2016年の香港の経済成長率が2015年に比べて減速したことを示しています。（玉華、星）